BB交換!

スギノの超コンパクトクランクOX901Dに換えてからずっとクリック音に悩まされていたのですが、その要因を潰すべくBB交換を敢行しました。

まずは左クランクの取り外し。
クリック音対策として「ガチネジ」という樹脂で固めてあるのでプレッシャーボルトがまず第一に外れない。アーレンキーで力任せに回したらアルミ製の6角穴は見事に丸穴にドリルされてしまいました。
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外狩サイクルセンターに新しいプレッシャーボルトを発注、2千円也。

で、どうせならと8mmのドリルで穴を広げて
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逆タップで見事ガチネジに勝利!
5mm穴のままでも逆タップは出来るのでしょうが穴が大きい方が力が加え易いですよね。
ここまででほぼ10日。

次にスギノ純正BB(MB-608II (BC 1.37 x 24T 68mm) With B.B.)を外します。(ところでwithB.B.ってなんだよ?)
左BBは超簡単に外れました。ちなみに順ネジです。外す時は時計と反対回しです。
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ところが右のBBのアダプターっていうんでしょうかアルミ製のケースからベアリングが抜けちゃってベアリングが取れないっ。
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ドライバーでこじたら傷が付いてしまいました。ってそれ以外方法が無い。傷を滑らかにするためにサンドペーパー掛け。
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で、思わぬ発見をしました。クランク軸の加工精度が悪いんです。クランク軸にスプライン加工がしてあってそれにフランジがはまるのですが、軸自体にスプラインの影響、文字通り「しわ寄せ」が付いてしまっているんです。サンドペーパーで表面の着色が剥がれて上の写真では良く分かると思います。
で、この悪影響でベアリングがクランク軸から外れ難かったんだと思います。

壊れちゃったアダプターが下の写真です。
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ようやく古いBBの取り外しが完了。新しいシマノデュラエース SM-BB9000の出番です。
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質量は98gから65gへ33gも軽量化! 見た目も小さいし
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色がシルバーから黒に。
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この機に錆びていた鉄製クランプボルトをステンレス製に交換。ジャンボエンチョーで@30円+スプリングワッシャー@10円。
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ここまでまた問題発生です。
クランク軸が軽く廻りません。抵抗を感じます。
スギノの取扱説明書には「プレッシャーボルトをしっかりと締めきる」ように指示があるのに、それでは抵抗が発生してしまいます。しかし、同じ取扱説明書の別の部分に「回転が重い場合にはプレッシャーボルトを緩めてガタ無くスムーズに回転するよう調節してください」とも書いてあります。スギノ純正でも色々調整しないといけないみたいなのでシマノの部品が紛れ込んだ訳なので文句は言えないか・・・

 で、結論。クリック音は消えませんでした。原因は・・・