一応調子良く走れるようになったロルフプリマ ビガーですが、あのフロントのベアリングの惨状を見てしまうとリアも当然覚悟しないといけません。
後輪も分解して確認します。
フロントと同じようにアクセスホールがあって120度づつづれた位置にイモネジがあります。半周回します。
軸ごと抜けます。
ラチェット機構が見えます。これもバラバラに出来ます。せっかくなのでバラして古いグリスを拭き取って新しくグリスアップをしたいところです。
さらに軸はフリーハブから抜けます。
軸というかリアアクスル単体です。うわ~、なんだコノ摩耗痕は・・・ 絶句です・・・
ただし、傷は浅い。指でなぞっても深さはない。再利用可能と判断。
リア周りには合計4個のベアリングが使ってあります。いずれもENDUROブランドです。
フリーハブに2個。3802WLLBが外側、内側に6902LLB。
シェルの中に2個。6902LLBがラチェット側と、ラチェットでない側は6802LLB。
で、忘れそうになるのがワッシャ。ラチェット側に一枚入ってます。
このワッシャがかなり段着き摩耗してるけど、凄い段なのでもしかして平ワッシャじゃなくてプレスして段が付けてあるのかな???というレベル。
ベアリングの回転を4個ともチェックしたら1個は残念ながらザリンザリンしていました。シェルに収まっている6802LLB。まだ使えるけど本来の性能ではありません。4個とも交換を考えています。
インターネットでパーツリストが公開されているのはホント助かります。
RolfPRIMA VIGOR(2010年モデル)の後輪ベアリングは
3802W LLB 1個
6902LLB 2個
6802LLB 1個
の合計4個です。
で、問題なのは一番上の3802Wです。幅が10mmもあるので、想像ですが鋼球が2列入っている物だと思います。
NTNとかNSKなどの国内メーカーでは製造販売していない規格だと言うことが分かりました。
海外サイトでは売ってます。
どこで買うと一番安いかリサーチ中・・・
で、W型番のベアリングは結局交換せずに、日本製のベアリングで済む2カ所(赤印)を交換しました。ベアリングを外すにしても取り付けるにしても細かな気を付ける点はありますが、まあ今回はグリスで手がベタベタなので写真無し。
換えた2個のベアリングは日本製だし新品ですから当然ゴリゴリしません。良く廻ります。修理完了です。次回からのメンテナンス方法も分かったし。
ラチェット部分にはシマノのグリスを塗ったけどすっごくラチェット音が静かになりました。ちょっと粘度が硬かったかな・・・ デフォルトでグリスが詰まっていました。
(MAVICはオイルですよね。)