ブリジストン クエロの弱点であるヘッド小物の交換 長年の課題が解決!

買った時からの弱点で下り坂道で強いブレーキを掛けるとヘッドのベアリングが意図せずにガタガタ動くのです。ヘッドの押さえをギリギリまで強く締め付けてもガタが残りました。今回、より精度が高いと思われる丹下精機の製品に取り替えて不具合は収まりました。考えたら加工精度の問題では無く、部品の設計思想の問題でした。

これがデフォルトのヘッドです。ヘッドに圧入されているのは両方とも凹形のカップです。

ヘッド小物の荒々の構造はこんな風でした

一見上手く働くように見えますけどこの構成だとハンドルを切る時の回転運動だけで無くブレーキを掛けた時に軸のガタがでるよなあ、と言うことが分かります。


新しく取り付けたヘッド小物の概要はこんな感じです。ヘッドに圧入されているのが凹凸と違った形のワンです。

ヘッドに圧入されるのは下部は凹形のカップで上部は凸形のコーンです。

これだとガタがでないですよね。

実物写真がこれです。元のヘッド上側の凹カップです。

外し掛けで少し浮いていますが、これが填まっていました。

で、新しく取り付けたのが↓

新しく取り付けた上側の凸形のコーンです。

これが取り付け指示の図面

部品の金属光沢が美しい! ベアリングの上下を間違えないようにこの通り組みます。

急ブレーキでもヘッドのガタはありません。長年の問題が解決しました。

ありがとう。TANGESEIKI Passege!